内容は、Kinectに関する内容が幅広〜く取り扱われていて、メインはKinectハックのやり方が書かれている感じです。特定のフレームワークに限定せずに、OpenNIとかMicrosoftのSDKだとか、それらを便利に使うためのopenFrameworksを使った方法などが紹介されていました。また、Kinectで画像を扱う場合はほぼお世話になるだろう、OpenCVは一章設けてありました。
そうは言いつつ、それぞれのフレームワークの(一部を除いて)細かいところは深入りせず、とりあえず使えるようになって、簡単なサンプルが作れるところまでを重点的に示されているようです。使い方以上に突っ込んだ内容は、各種専門のドキュメントを参考にする必要があるかと。Kinectハック初めての人や、今までOpenNIなど特定のフレームワークしか使ったことがなかったけど、他のSDKとかどうなんだろう?という人向けなのだと思います。
KinectやOpenCV以外の、node.jsやらHTML5関連の技術がほぼ説明なしで使われているところは、普段Web開発している人向けに書かれているためかなあ(何故かは知らないけど、Kinect界隈で遊んでいる人達は、Web技術者が多いらしい。勉強会とか見てると。。。)。普段C++も書かない、Web開発にも関わっていない(私みたいな)人だと、特に後半ちょっと辛い部分があるかも。。。
あと、個人的な感想:
- 所々に書いてあるコラム的な、KinectのSDK等に使われている技術や、NUIに関する話題が楽しく読めました。
- 一つに縛られない、ある意味発散系な内容で、個人的には好きです。
- 認識系のOpenCVが書かれているなら、折角だから、表示系に関するOpenGLとかも書かれていたらなあ、と思います。認識系はそこそこにインタラクティブに魅せる作品が多いことを鑑みると、需要は多いはず。
- 真面目に読み解いていないけど、ソースコードが場所によって雰囲気が違ってる。書いた時期が異なるだけなんだろうけど。そんなものなのかしら。
- これを読むとKinectとか使って何か作りたくなる気分になる
だれか、音声系もレクチャーしてくれないかな。。。
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