SyntaxHighlighter

2012-05-24

KinectのHuman Interface Guidelines

Kinect for Windows1.5がリリースされたみたいで、その中にHuman Interface Guidelinesというドキュメントが気になったので、開発文書読む前に、読んでみるという、また天の邪鬼な事をしてみた。

書いてある事は(開発、非開発問わず)Kinectを使ったことのある人なら大体受け入れられるような気がします。英語だけだと何言っているか分からなくても、絵が豊富なので何となく分かります。具体的な解決法や決まり事が事細かに書いてあるわけではなくて、あくまで作り方の指針が述べられている感じです。

構成として、

  • 原則
  • NUIデザイン全般に言える考え方
  • 個々の具体的なインターフェイスに対する指針
  • その他話題(音声とジェスチャーの組み合わせとか、複数人の扱いとか)

ぱらぱら見ていて気になった事をメモっておくと(ドキュメントに書いてある事はもっと多いです。あくまで自分が気になった事です)

  • インタラクションはシンプルに、簡単に学べるものにすべき。常にユーザに今何が起こっているかフィードバックを返す。
  • ユーザテスト重要
    • 設計→テスト→評価→再設計→。。。の繰り返しが必要
  • KinectゲームUIとKincetアプリケーションUIは同じではない
  • 異なる入力装置のためにデザインされたUI(キーボードとか)を直接適用してはだめ
  • 他の入力装置と違って、ユーザの意図を計るのが難しい
    • その動作は入力を意図した動作なのか??
    • ユーザの意図した事が行われているかフィードバックをする
  • 一言で動作と言っても人によってその動作は異なる
  • ジェスチャーと音声を組み合わせると、複雑な動作が削減出来る
    • 例:写真を送るタスク マウス等の場合、写真選択→送信コマンド選択。vs. ジェスチャーで写真選択するとともに音声で送信コマンド選択(こっちの方が動きは少ない)。
  • 人が複数いる場合
    • 誰か一人だけの動作を受け付ける
    • 複数の人の動作を受け付ける。音声、ジェスチャーを正しく結びつけるのが難しい
実際、何か作らなきゃ、って時に参考になるのと、Kinectなにそれ?って人が上流工程で設計したNUI仕様に対して、反論するための道具にもなるのかしら。。。

この辺もGUIやマルチタッチインターフェイスのように具体的なインターフェイスの部品が揃ってくると、より広まるのだろうなあと思います。


それよりも早くSDK本体を触れ、ってかんじですけど。

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