SyntaxHighlighter

2013-07-20

「クリティカルシンキング 入門篇」を読んだ

最近本しか読んでない・・・。

気になるテーマだったので読んでみた。 http://www.amazon.co.jp/dp/476282061X
タイトルからすると批評のための考え方? って印象を受けるが、そうではなくて、「人ってものごとをどうしても偏って考えてしまいがちだから、その事を認識した上で、思い込みによらず、注意深く観察し論理的に考えましょう」ということらしい。
偏った考え方とはどういうものかを示すために、「認知的不協和」といった心理学的な用語がたくさんでてくるが、それぞれが詳しく例も含めて説明されているので、それほど無理なく読めた。

読んでいくと、結構あるある、的な例がたくさん出てきて、胸が痛くなるような部分も多々ある(特に三章の「他人の行動を説明する」と四章の「自分自身を省察する」)。。。
例えば:

  • 自分が失敗したときは周りのせいにして、他人が失敗したときはその人の気質に原因をもとめる
  • 誰かが酷い目にあった時に、その人が被害を受けるに値する何らかの罪があったと考えてしまう
  • テストとか本番前に「自分全然練習してないし」(本当はそこそこ練習してる)とか言ってしまう


なるほどなるほど、とは思いながらも、その偏った考えを排除するのは難しそうだなあ、とも思う。相当な訓練や自分の偏った考えを冷静に指摘してくれる人が必要だろうな。

2013-05-18

「はじめての構造主義」を読んだ

何を思ったのか、「はじめての構造主義」という本を読んだ。少し古めの本だけど、ググったりしたところ、構造主義について知りたければ、最初に読むにはオススメらしい。IT系の技術書ではないので、多少古くても問題はない・・・はず。
本の紹介に「軽快な文章で歯切れよく迫る」、とあるが、どちらかというとフランクで馴れ馴れしい部分があって、人によっては不快に感じるところもあるかもしれない。

内容そのものは面白かったし、構造主義がおぼろげながらこんなものかなと、分かった気がした(必ずしも、分かった=自分の解釈が正しいとは限らないが)。

本書の前半に、レヴィ=ストロースという最初に構造主義の考え方を示した方の仕事について書かれているのだけど、そこだけ読んでもよく分からない。章の立て方の問題なのか、重要なことを後に引っ張るエンターテイメント的発想なのか、とにかく、最初のうちはどの辺りが構造なのかがもやもや感を残したまま読むことに……。
後半の、構造主義のルーツの紹介として、数学との関係の説明が入ると、ようやく何となく構造の話が分かりはじめた。どうやら、最終的には数学の群論的なことをそれ以外の分野(言語学や神話学)でやりたかったらしい(解釈違ってたらごめんなさい)。この辺で「なるほどー」と思うのは、自分が理系頭だからだろうか……。

こういう思想系の本を読むと、数学とか物理とか哲学とかそれぞれの学問が独立に存在するのではなくて、影響を与え合っているのだな、と感じる(数学とか物理の言葉を、その他の分野で乱用することを気に入らない人達もいるらしいが)。

歴史って重要だなって、最近思う。

2013-04-27

「人はなぜだまされるのか」をよんだ

ちょっと前にBLUE BACKSの「人はなぜだまされるのか」という本を読んだ。
進化心理学というのは初めて聴いた単語だった。
心の動きが形成された経緯を生物進化論に基づいて考える
 ものらしい。
人間の祖先がその昔(数万から数百万年の単位・・・)、とある環境にさらされていて、その環境で生き残るには、ある「行動や考え方」を取った方が生存に有利だった。その「行動や考え方」の元となった遺伝子が生き残って、今の人間にはその「行動や考え方」が広まった、と考えることらしい、、、間違ってるかも。

記憶は事後的や想像によって何時しか歪められることがあったりするとか、偶然であっても人はそこに法則があると思い込みたくなるなど、いろいろ興味深い内容だった。

人の行動の理由を過去の環境と遺伝から説明するのは、分かりやすく、納得もしやすいのだが、そんな単純に説明できるモノなのか、という気もする。

あと、こういう「行動や考え方」の傾向を示す遺伝子を持ったので生き残ることができた、と、生き残った連中の遺伝子はこういう「行動や考え方」の傾向を示すことが多かった、を混同しそう。

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