SyntaxHighlighter

2012-09-29

「YAPC::Asia 2012」へ行ってきた

YAPC::Asia 2012へ行ってきました。YAPCは初めてでした。
感想は、Perlユーザ、アツいよ。

以下個人的な感想です。オレオレ脳内変換がまぎれている可能性もあります。

What Dose Your Code Smell Like?

Larry Wall氏のご尊顔を拝見しました。ありがたやありがたや。
タイトルと喋っている内容がだいぶ違う気もしますが、ソーティングを例に、Perl5で書かれたスクリプトをPerl6対応に書き換えていく、という内容でした。
なんかPerl5とPerl6って違う言語じゃん、って感じです。
所々、functional programmingという言葉が聞こえてきて、関数型言語を意識しているようです。もっとも、どの辺りが関数型なのか私にはよく分かりませんが。

Web::Security beyond HTML5

YAPCなのにPerlの話は無く、タイトルにHTML5とあるのにあまり関係ないという。。。
ブラウザにまつわる脆弱性やAjaxの話、そしてモダンなブラウザに含まれている保護機構に関する話でした。ブラウザの挙動も考慮してWebアプリはセキュリティ対策を考えて行く必要がある、との事でした。
Web開発者はかなりの知識を求められるなあと思います。こういう知識を少なくとも一人で片手間でで集めるのは限界があるだろうなあとも。会社にもこういうセキュリティを専門に扱う人達がきっと必要なのだろう。

リアルタイム通知システムの舞台裏

通知システムの構成に関するお話。push通信を実現するのは、notificationサーバの多重化やapplicationサーバとの連携を考えると難しい。Rabbit MQを利用することで、notificationサーバをクラスタリングして、client側からもapplication側からも多重化を意識させないように構成した、というような内容でした。
個人的にはWeb-DBぐらいのシステム構成しか触った事が無いので、新鮮なお話です。

Perl初心者が作った運用サーバ

自作の構成管理ツールToryoのお話。DSLでサーバのあるべき状態を記述して、サーバのセットアップやテストが出来る、というような内容でした。
インストール用のバッチスクリプトをメンテするのが楽か、DSL等の設定ファイルをメンテするのが楽かは、人によりけりな気はします。でも私はこういう仕組みは欲しいなあと思いました。

平均レスポンスタイム50msをPerlで捌く中規模サービスの実装/運用

Best Speaker 第3位をお取りになられたとの事です。技術的な内容もさることながら、アドネットワークの仕組みが興味深かったです。
SSP(Supply Side Platform 広告枠の販売を支援する仕組み?)とDSP(Demand Side Platform 広告主の広告掲載を支援する仕組み?)というのがあって、ページを表示する100ms程度の間に、DSP間で広告枠をオークション(RTB Real Time Bitting)が行われているそうです。
なかなか凄いな、広告業界。期待されるレスポンス時間が〜100msだなんて、比べる対象が違うけど、ソーシャルゲームよりもシビアかも知れないと思ってしまいます。
そんな厳しい制限を守る為に、出来るだけ外部通信しないとか、SSD使うとか、地道な対策が打たれているとの事です。立派なインフラは一日にしてならず、って所でしょうか。

「新しい」を生み出すためのWebアプリ開発とその周辺

Best Speaker 第1位をお取りになられたとの事です。サービスの企画の方法とそれの作り方のお話でした。
企画(何を作ろう?)は、哲学、アイデア、テーマ、コンセプト、デザインが一貫したものを考える必要がある、との事です。これがあればサービスがぶれないし人に説明する時も有効らしいです。この辺りはWebに限らずどんなサービスの企画でも共通する話かなと思います。
あと、実際にアプリを開発する時に、フレームワーク等の選択は、規模を考えて、それに似合ったものを選ぶのが良いらしいです(どんな最新の技術を用いても、対象の規模ではあまり意味が無い、的な事にならないように)。

Perl今昔物語

他の言語系カンファレンスに比べると(少なくともこの前のPyConに比べて)、インフラやプラットフォームに関する発表が多い気がしました。このセッションによると、YAPCでもインフラ系のネタはこの東京でのみ多く、他のところでは多くない、大手Webサービス業者がPerlを利用しているからかも、という話があった。そうなのかも知れません。
世の中的にインフラ運用ツールは何で書かれている場合が多いのでしょうか?大変気になります。

Perlで始める!初めての機械学習の学習

機械学習大盛り上がりらしい。リーダブルコードの本を差し置いて機械学習の本の売れ行きが高いとか。色んなところで(社内外を含めて)勉強会が行われているらしいので、自分も勉強したいなあと思ってます。ただ15000円はなかなか勇気がいります。


初めてのYAPCでした。面白かったです。
あとは、もっと周りの人ともお話し出来るようにならないと。。。
人に話しかけるの苦手なんです。

2012-09-17

「PyCon JP 2012」へ行ってきた

PyCon JP 2012へ行ってきました。PyConの前日には、AWS Summitへも少しだけ行っていて、いやあ、今月はイベントが多い。


1日目は全部出て、2日目は午後だけ参加しました。トラックの数が多くて、何を聞いて良いのやら悩みました。
ただ、行ってはみたものの、私のPython力は、たまに個人用ツールとして使っている程度で、また、Webフレームワークとも無縁なので、うまく理解出来なかったセッションも多かったのです。力不足を感じました。もっと通常時にPythonを使える機会を増やせば良いのだろうけど。
Sphinxの話はもっと聞きたかったけど、部屋に人が溢れかえってしまっていたため断念。残念です。
あと、お昼ご飯のサンドイッチがおいしかったです。。。

と,感想を書いてみたけど、何を言いたいのか分からない文章になってしまいました。

2012-09-09

HTML5 Conferenceに行ってきた

HTML5 Conference 2012へ行ってきました。参加人数1000人ってとんでもない数だなあ。午後以降はルーム移動の度に、入り口で待つ行列の長さが凄かったです。
会は大変為になるもので、スタッフ皆様に感謝申し上げます。

以下、気になったものを徒然なるままに書きます。

基調講演

  • 今後、Webアプリが簡単に拡張、他サービスと連携出来るように、Web Componentって技術、考えが重要になってくるらしい。
    • 現時点であまり想像がつかないのだが、おいおい勉強していこうと思う。
  • ブラウザに様々なAPIが追加されてきている。あくまで構想レベルだけど、中にはかなりローレベルな通信レイヤーを扱えるAPIもある。幅広いシステムに影響を与えかねず、故にこれまで以上に安心・安全に対する責任が出てくる、とのこと。登壇者がネットワーク系の会議でこの話をしたら、出席者の顔が曇っていったとか......。
    • 私も顔が曇る側の世界の人間だから、気持ちは分かる。まだまだアプリ屋とインフラ屋の溝は深い。

HTMLとかCSSとかAPIとか -2012秋編-

  • HTML5の後にも新たな機能追加は続き、あくまでHTML5ってある時点のスナップショットらしい。
    • ......さて、ついていけるだろうか?
  • Custom DOM Elementsってのが検討されていて、カスタム要素をAPI付きで定義出来るらしい。
    • なんかライブラリ作ったり使ったりする人だと便利そうかも。


豪華な3Dを扱うAPI: WebGL、そしてThree.js

  • WebGLは触ったことあるが、面倒くさいというのは同意。超絶技巧な3D表現を目指すなら、シェーダーを扱うことは必須だろうけど、とりあえず3DってことならThree,jsは便利そう。物理演算と合わせて遊んでみたいのだけど、重い腰がが上がらない。

ブラウザを介した新しいリアルタイムコミュニケーション

  • WebRCTの話。ビデオチャットが簡単に出来る(今のところビデオチャットしか出来ない)という話。
    • 実際はネットワーク周りの罠に嵌って、使うのは難しい気もする。実際に使用例が分からないが、どれ位使われるだろうか。
    • GetUserMediaは普通に面白そう。遊んでみたいが、重い腰が上がらない(汗)。

スペシャルセッション

えっと、頂いてしまいました、一番スペシャルな景品を......。
本当はクイズで2位だったので、別の景品だろうと軽い気持ちで壇下に来てみれば、一位の方が名乗り出なかったため、結果、繰り上げで私が頂いてしまいました。壇上では緊張して、まともな対応が出来ずスタッフの皆様、会場の皆様に申し訳なく思います。ごめんなさい。でも、あまりに予想外だったんです。

私が2位だったのは、きっと半分ぐらいの人が正解することより、早押しでランキングに表示されることに力を入れていた為かとwww。あと、回答はほとんど勘だったので運が良かったことかと(今年の運を使い果たしたかも)。APIとかjavascript系の話が出てたら、もっと酷い点数だったと思う。でも全くヤマ勘でもなく、今までのHTML5とか勉強会等で聞いた話が役に立った部分もあることは確かで、勉強会に参加した甲斐があったとも思います。

何はともあれ、素晴らしい景品ありがとうございます。嬉しい、と同時に、どう使えばいいのだろう......

2012-09-04

一瞬で心をつかむできる人の文章術」を読んだ

もう少し文章を書くのがうまくなりたいと思っていたところ(とりあえずブログもう少しまともに書けるようになりたい)、丁度近所の図書館で「一瞬で心をつかむできる人の文章術」という本を見つけたので、読んでみることにした。

本の半分くらいは文章を書く際に気をつけるところや、書き方の練習方法が書かれていた。もう半分くらいで、文章が書けることのメリットが語れていた。読んでいくと、頑張って練習したくなる気になってくる。お決まりのセールストークな面もあるだろうけど。

本の内容で特に気になったところは、一番重要なのは「考えること」で、そして書くためには準備が必要である、という部分だった。どれだけ自分の伝えたいことを考えて、書くための材料を集められるか、というのが重要らしい。
少し前に、会社でビジネス文書の書き方講座を受けた時も、同じような事を習った覚えがある。事前準備として、伝えるべきことはっきりさせて、材料を集めて、文書を組み立てる、という内容だったはず。やはり、事前準備重要、ということなのだろう。

事前準備の重要性は、文章を書くだけでなく、普段の生活でも感じることはある。例えば、仕事でサーバの監視運用なんてやっていると、事前(平時)に手順や情報を整理されていれば、いざ障害が起こった際、多少なりともパニック度が下がるだろうなあ、と思う(注:仮定法です)。

備えあれば憂いなし、ってやつかしら。
でも事前準備、考えることって一番難しいことのような気もする。

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