SyntaxHighlighter

2010-12-23

本「ライフログ活用のすすめ」

個人的にはこの分野に的興味があって、本を借りて読んでみました。まだ全部読み切れてないけど、面白いと言うかためになったところを少し残しておきます。

・やたらNTT(docomo)の事例が多く載っていて、これはNTTの万歳本か?と一瞬思ってしまった。単純にdocomoがライフログに積極的なのだろう、それともNTTぐらいしかこの分野に興味がないのか・・・??

・いくつかの記事が載っているのだけど、大体の内容として、「データ(ログ)を沢山集められる立場にあるインフラレイヤーにチャンスがある」→「ただ、個人情報保護法などの法律によって今ひとつデータを活用出来ないでいる、または活用する事に二の足を踏んでいる」→「気づいたら海外勢にライフログの分野も席巻されてしまうかも」という記事が何度も出てくる。

・ユーザの気味の悪さ(知らないところで勝手に個人に関わる情報が使われるという危惧)を払拭していく必要がある、とのこと。安全と安心は違う、という事かしら。

・面白いなあと思った部分が、訴訟大国であるアメリカ等で、時にはプライバシーのグレー部分に手を出したサービスを行っているグーグル等の会社が、それほど訴訟を起こされていないらしく、その理由として、企業とユーザが協力してサービスを作り上げていこうというスタンスをとっているから、だと言う。 ユーザもサービス構築に参加している感を出すと、そのサービスに愛着がわいてくるのかなあと思ったりしました。


ライフログはそれなりに使い道があるようだけど、規制、法律によって実際のサービスへはなかなか踏み切れず、本によるとより現実に即した形に改正していく必要があると書いてあった。W3Cのマネージャ氏の、仕様が決まってからじゃ遅いよろしく、規制、法律、ガイドラインが定まったらライフログを考えようだときっと負けフラグ確定で、ガイドライン策定から積極的に(自社に有利になるように)関わっていかないと旨味がないのかなあと思ったりもしました。


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価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2010-06-28

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