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2011-10-22

DCEXPO行ってきた

(会社休んで!)21日(金)と 22日(土)に未来館でやっていたDCEXPOに行ってきました。会社休んでまで、どんだけハマってるんだ、ってツッコミが怖いですが、楽しかったです。
金曜日は、ブースを見て回って、Kinectの開発講座を聴きました。土曜日はセンターステージのイベントやシンポジウムを聞いてました。


展示ブースで気になったもの
  • Kinectで取得したdepth情報を表示して、棒で粘土のように押しつぶす事が出来るVR体験システム、面白かった、押しつぶすモノによってはストレス発散にもなりそうww
  • テレビの世界遺産の3D。これは是非3Dで見たい

    センターステージ・シンポジウム
    • 球形飛行体:コンテンツの世界に防衛省!という自体そのものが驚きだけど、デモしていた球形飛行体自体も衝撃でした。お話も明朗で聞いていて楽しかったです(飛行理論云々や兵器の種類なんてさっぱりだけど)。アメリカの犬型(?)ロボットと、どっちがブットんだ開発か、競って頂きたい気がする。。。
    • Kinect開発講座:前半はマイクロソフトの方自らが、Kinectの概要とライブコーディングを行って、Kinect開発(の取っ掛かり)が如何に簡単であるかを紹介されていました。
      後半は大学の白井先生という方の講演で、これからKinectのような体を使ったゲームや操作が世界的に流行るという話を、歴史的経緯を交えながらお話しされていました。そして、実際使い物になるNUIを実現するのは難しい、いろんな人達が模索中で、解決策を見いだすと、学会で評価されたり特許ができる、というようなお話でした。前半は何度か聞いた事があるので、後半の講義が大変為になりました。ただ、この辺も特許合戦が始まっちゃうと、弱小開発者は立場が辛いなあと言うのも正直なところです。
    • 音手パフォーマンス:拍手する機械。自動拍手機能と、遠隔拍手機能があるらしい。○○するための機械と聞くと、明和電機の笑う機械を思い出すなあ。。。
    • シンポジウム ソーシャルコンテンツ大爆発うんぬんかんぬん:チームラボの猪子さん、IAMASの小林さん、FabLabの田中さんと、個人的にはそうそうたるメンバーと思ったシンポジウムでした。FabLabあたりの話から、展開が何やら、大量生産とカスタム生産についてがメイントピックになっていたような気がします。
      大量生産vs.カスタム生産と構図を促したいわけではなく(小林さんのおっしゃる通り、大量生産あってこそのカスタム生産と言う部分もあるので、この2つは対立構造ではない)、ソフトウェアがオープンソースという(ソーシャルな)ネットワークで発達したのと同様に、物理的なものをつくることもこれから同様な経緯をもって広まるだろう、ような話だったと思います。
      それに対して、そのパーソナルファブリケーションという運動の恩恵をアメリカは受けるだろうけど、日本は個人的なものつくりをしなくとも、下町工場(?)のような手取り足取り(格安で)作ってくれるプロフェッショナルな方々が沢山居るので(例えばこんなの?)、個人で一から作る事がそれほど広まるのか?と言うような、話もあり、興味深かったです。個人的には興味ある分野で、注視していきたいなあと思います。
      ゲーミフィケーションの話も聞きたかったなあ〜。
      あと、個人的にはフィジカルコンピューティングもARも(インタフェースの拡張という意味では)同じようなものじゃない?って思ってるんですけど、違うんですかねえ??
    • Tokyo AR Show:先生と名の付く職業に就く方々は歴史から入るのが好きらしいw(ペッパーの幽霊という元祖ARが紹介されていました)。Kinect使ってARDroneを操縦したり、ARマーカーをうまく使ってタッチパネルからロボットを操作するデモや、AR三兄弟の仕事内容とかが紹介されていました。
      一時期、そこら中で(企画やマーケティングを中心に)ARうんぬんと言われていた時期があって、消化不良気味だったけど、このステージはARっていろいろな可能性があるのね!って思わされました。
      球形飛行体のデモ
      音手のデモ
      その他の感想
      • そこら中でKinect登場し過ぎw。3D技術が多いのは、「国際3D FAIR」がDCEXPOの一部なのだから、当然なのだけど、それにも匹敵するKinect利用率である。14800円(小売り希望価格)は伊達じゃない!ってことか。この傾向が続くのなら、来年は協賛なり後援にMicrosoftが入って、「日本Kinect FAIR」がプログラムに追加されそうな気がする。
      • 先生と言う名の付く職業の方は、流行だけを追わずに、やはり考えている事が2歩3歩先を見ているなあ、というのをシンポジウムやブースを見て思いました。企業が何も考えていないと言うわけでは決してないのだけど、企業系のブースと大学のブースではちょっと見ている先が異なるのかな、と感じました。。。具体的に何処が?とは、言えるほどはっきりした考えではないのですが、ただ感じただけです。

      DCEXPOを見た後、森美術館でメタボリズムの未来都市展とドラゴンクエスト展を見に行くような人は、観客多しといえども、自分くらいのような気がする。。。
      でもこれも良かった。前者はいろいろ考えさせられましたし、後者は懐かしい!!、です。

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