SyntaxHighlighter

2013-01-27

「qpstudy 2013.01」へ行ってきた

http://atnd.org/event/201301qpstudy
初参加。一度は行ってみたいなあとずっと思っていて、テーマ的にも興味があったので。いきなり登壇者にビールが振る舞われていたので、ここは「酒(と書いてガソリンと読む)でも入れて、言いにくそうなことでもぶっちゃけ言い合おうぜ」って会なのでしょうか??

テーマはDevOps。ここ数年で言われるようになってバズワード感漂うものでした。
世の中的情報や、企業が宣伝するDevOpsはツール的な話が多いけど、基本は組織、ビジネス、カルチャーに関わる考え方みたいなものらしいとのことです。「Dev側とOps側でどうやって連携して行くか。そしてこのカルチャー、考え方の手段として、Ops側にDev的なツールや方法論で運用管理の効率化を目指しましょう(またはその逆?)」という理解で間違っていないのかな。
だから、今までDevとOpsが良好な関係を保っていたなら、今更DevOpsなんて……、ということになるらしい。

勉強会は登壇者間のパネルディスカッション形式でしたが、あまりにも話が発散しすぎてまとまった感じはしませんでした。もともとまとめる気も無かったらしいですが(てか、ディスカッション形式で話がまとまった事なんて見たこと無いけど)。
とにかく様々な立場の人が居ます。単純にDevとOpsに分かれるものではなく、その中でも自社で全部開発から運用しているところの人や、受託開発をしているSIerの人、開発も運用もそれぞれ別の会社にお願いしてそれらのマネジメントをしている人まで。立場によって状況も考え方も契約形態も異なる以上、一概にDevOpsと言ってもそれに期待する者はそれぞれ異なって、統一的な見解など出せようはずもない、という事みたいです。

でも、DevOpsという言葉が(どの程度の範囲かは知らないけど)脚光を浴びるということは、今のままでのDevとOpsの関係について疑問を感じている人が少なからず居ることは確かだろうと思う。この辺りは誰もが一家言持っていそうです。


問題は境界線で発生すると言っていた方がいましたが、DevとOps以外にも実際はお客さんの立場、営業、企画側の立場も登場してくるし、下手するとDev, Dev間やOps, Ops間でも境界線もあるくらいなので、火種となる境界線は枚挙にいとまがないなあと。DevOpsの考えを突き詰めて行くと、組織や会社のあり方にまで発展するのは自然な流れなのだろう。


個人的には、DevとOpsの両方の理解があって、双方の立場を考慮して決断してくれるマネージャが居てくれるだけでも大分違うのかなあと思います。そんなスーパーマンそんなに居るのかという問題はありますが。
あと、DevがOpsに手を出す、OpsがDevに手を出すには、という話もありましたが、サーバの立て方、プログラム言語を知っている程度ではあまり役に立たないのかなあと思ったりもします(もちろん必要ないとは言わない)。技術とはもっと違った、運用時に気をつける勘所とか、手順作成の考え方とか、開発方法論とか、仕様取り決めの駆け引きとか、そういった、経験とか政治的な知識も必要なのかなあと。DevOpsがカルチャーでマインドだと言う以上、DevがOpsのカルチャーを知る、OpsがDevのカルチャーを知る必要があるのだろうと思う次第です。
うん、確かにスーパーマンだ……。


最近気になることとしては、DevとOpsの連携を密にしたいという流れがある一方で、DevとOpsの分離を明確化したいという流れもある。理由は、会社が違う、部署が違うから責任範囲を明確化したい、収益構造(Dev, Opsのそれぞれどこでコストがかかっているのか)を明確化したい、セキュリティ上の理由、なあなあ開発、運用を無くしたい(非属人化)等があるそうな。
この二つの考え方は相反するのか、両立できるのだろうか、と思ったりします。

以上、取り留めのない感想。

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