SyntaxHighlighter

2014-11-08

「第五の権力」を読んだ

今更ながら「第五の権力」を読んだ。図書館で予約して半年待ち。。。人気本は本屋で買った方がいいのかも知れない。

内容としては、今はネットにつながっていない人々が今後ネットにつながり、コネクティビティを得ることで、世界がどう変わるかを考察している感じ。
純粋なインターネットだけではなく、無人航空機などの話もあって、広く情報技術全般を対象にしているとも言えそう。
多くの部分が、いわゆる途上国の人々に焦点が向いているようなので、テロとか独裁政権とか、日本人的には実感がないというか、分かりにくい部分もある。

個人的に気になる点は、プライバシーと匿名性に関する部分かと。
オンライン上でのアイデンティティがますます価値が増してくる(オンラインの履歴がその人の信用に結びつく、なんて書いてある本もあったような)、その一方で、報道の自由や横暴な国家に反抗する人たちが活動していくためには、匿名性が重要なんて言われると、どっちがどっちやねん、と突っ込みたくなる。
これら矛盾したものをバランスよく管理していく必要が出てくるんだろうな、と思った。

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