SyntaxHighlighter

2013-02-24

「メディアはソフトウェアになる」

メディア芸術祭で「メディアはソフトウェアになる」というタイトルで受賞者プレゼンテーションをしていたので、聞いてきました。

モデレータ曰く、タイトルはこの論文から借用したらしい。
自分は読んでないけど。

「勝手に入るゴミ箱」のプレゼンテーションは、ゴミ箱自体もすごいけど、作られた動画がすごいと思います(そこも大きく評価されたとのこと)。
それ以上にすごいと感じたのは(ワンルームの)家に、NCスライサーとかオシロスコープとかが置いてあること。(自分は、そこまでの投資はできない。。。)

「I am Synth」のプレゼンテーションされていた方の話し方が漫談のようで面白かった(格好も漫談師のようだった)。アプリそのもののデモだけ見せられても、へえそうなんだ、で終わりそうなのだけど、そのアプリ開発へいたる話は、プレゼンターの話のうまさも相成って、相当面白かった。


その他興味深かったこと

DIYとか、DIWO(Do It With Othersの略らしい)、オープンソースの流れについてどう思いますか?という質問の答えが対照的で興味深かった。年齢やそれまでのバックグラウンドで、このあたりの流れの感じ方がぜんぜん違うのだ、と思い知らされます。
  • 「ゴミ箱」の開発者:調べやすくなって、動画とかでアウトプットしやすくなって、やりやすい時代
  • 「Synth」の開発者:怖くてしようがない。ホビーでビジネス以上のことが行われていて、しかも無料。
    • 昔から物作って売る商売をしていた人たちはこの流れが理解できない
    • そんな人たちも、発想を変えないといけないと頑張っているが、簡単ではない
    • でも、新しいことができそうな気はする
「Synth」の開発者は、音楽作りはそれを作曲するための機器のインターフェイスでできることが変わってくる。ツマミ、やボタンの押した感じ等。iPadなどの新しいインタフェースが登場して新しい音楽が作られるだろうか?
新しいインターフェイスによって新しいものができるのではないか?ということらしい。


こういう賞を受賞できる方々は、いろんな熱意や考え方を持っているのだなあ、と感じます。

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